同じサイズの木製の板を組み合わせて、さまざまな形をつくることができる「魔法の板」カプラ。
おもちゃ専門店で働く前は、百貨店で見たり雑誌やネット記事で読んだりで、さわったことはないけどなんとなく商品を知った気持ちでいました。
なんで「知った気持ちでいた」という表現をするかというと、実際に自分で遊んでみたら驚くほどいろいろな形をつくることができ、はじめてカプラのバランスのよさに気づいたのです。
やはりおもちゃは、遊んでみないと分からない部分も多いんだと、身をもって体験しました。
お店では、コロナ以前は輸入会社のインストラクターに年1回来てもらって、子ども向け体験イベントを開催していました。
当日はカプラを5,000ピースくらい持ってきてもらって、おもいっきり子どもたちが遊んでいました。
そのときの、子どもたちの生き生きした表情と言ったら!
その光景に感動したボクは、その年のクリスマスプレゼントにカプラ200ピースと、オクトカラー(8色のカラーカプラの100枚セット)をわがやに買いました。
うちの子どもも遊んだし、お友だちが来たときも棚から引っ張り出して遊んでましたね。
通っていた幼稚園で遊んでいたこともあって、みんなに人気でした。
カプラってこんなおもちゃ
カプラ KAPLA メーカー:カプラ(フランス) 対象年齢:1歳〜
カプラは同じサイズの木製の板を組み合わせて遊ぶおもちゃです。
板の長さの比率が1:3:15。
例えば置く向きが違っても、15枚・3枚並べると、同じ高さにすることができます。
この長さの比率が、「黄金の比率」といって、安定してカプラを積み上げられる秘密なのです。
木はフランスの海洋松をつかっているので、すごく軽い。
あたまに落ちてきてもたいして痛くありません。
また、倒れるときにカラカラカラと心地よい音がします。
だから、カプラは積み上げるだけじゃなくて、壊すときも楽しいのです
(子どもたちが遊んでいるのを見ると、壊すののが楽しくて、「壊す専門」の子どももいたくらいです)。
カプラはいくつか種類が発売されています。
「入っている枚数」、「白木かカラーか」、「デザインブック・木箱がついているか」で商品を選べます。
その中でも、お店で人気で、ボク的にもだんとつオススメなのが「カプラ200ピース」。
厚紙の箱に、白木のカプラが200ピース入ったセットです。
なぜかというと、
①1枚あたりの単価が安い!(ほかはデザインブック付だったり、木箱に入ってたりで高い)。
200ピースは厚紙の箱に入ってるからお買い得です。
②200ピースだとある程度遊べる!
100ピースだと、遊ぶのに慣れたら壊れる前にピースがなくなるケースが多くなります。
結局すぐ買い足すんだったら、はじめから200ピースがお買い得です。
③やっぱり白木が基本。色付きは追加で購入がおすすめ。
はじめに購入するんだったら、白木のカプラをおすすめします。
カラーカプラもすてきですが、カラーだけだと目移りしてしまって、まとまりに欠ける作品になりがちです。
白木に色を加えるような形だとカラーでもありかな、と個人的に思います。
わがやでは、デザインブックと木箱はまったく興味はありませんでした。
デザインブックはネットで検索したら山ほど作例出てくるので不要でした。
木箱も使い勝手が悪く、特に100ピースとオクトカラーの薄い木箱は、毎回ここに並べて収納するのはたいへんじゃないのかな?と思ってしまいます。
わがやは片付けに時間をとりたくなかったので、イケアのボックスにドボンと放り込んで棚にしまいこんでいます。
イケアじゃなくても、市販のケースで充分。
ちなみにもともとあったオクトカラーの木箱は、机の引出しの仕分けがわりに使われてます。
わがやのカプラの遊び方
わがやには白木200枚とオクトカラーに入ってるカラーカプラ100枚、計300枚のカプラがあります。
一緒にして遊びますが、カラーカプラは白木の差し色に使っています。
わがやでよく作る形がこちら。
6つずつを並べたカプラをを層にして積み上げていきます。
途中柱のようにカプラを立てて、12角形のような形のタワーをつくります。
これでちょうど300ピースくらい。高さは130cm弱。
これくらいのタワーだったら、子どもでも慣れたらすぐつくれると思います
壊す時は、柱のカプラを1枚1枚抜いていきます。
ある程柱を抜いても、上でふたをしているので、バランスを保って壊れないのです。
ちいさい頃から遊んでいる様子を見てきた感想は、カプラは表現の幅が広いので、そのときの子どもの手先の器用さとか、想像力に合わせて、いろいろな遊びができるところがすばらしい。
だから長く遊べるおもちゃなんだなと思います。
おとなでも愛好家がいるのも納得です。
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