アナログゲーム

ドイツと日本でボードゲーム大賞を受賞 ねことねずみの大レース

ねことねずみの大レース1アナログゲーム

「ねことねずみの大レース」は、サイコロを転がして自分のコマを進めるゲーム。
いわゆる「すごろく」とはひと味もふた味もちがい、状況判断と運が勝敗を分けます。

キャッチーなパッケージがお店でも人気で、外箱の裏側の説明だけだとゲームのイメージがつきにくいのか、店頭でお問い合わせもよく受けたゲームです。


ルールと楽しいポイントを、口頭で全部伝えることがむずかしかったので、コロナ前はテーブルにサンプルを出して、お客様に遊んでもらいました。
実際に一回遊んでもらうと、「ねことねずみの大レース」の魅力を味わってもらうことができ、購入につながるケースもよくありました。

メーカーが変更になった関係で、お店で仕入れられない時期も。
そんなときに、お客様から電話で在庫の問い合わせがあったり、手に入らないのを残念がられる方がいらっしゃったり。
あらためて「ねこねず」の人気の高さを実感しました(いまでは版権が移り、ペガサス社から発売されています)

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「ねことねずみの大レース」ってこんなゲーム

メーカー:ペガサス(ドイツ)
内容物:ゲームボード1枚、ねこ1個、ねずみ18個、チーズのかけら計20個、サイコロ1個 
プレイ人数:2~4人
対象年齢:4歳以上
ねことねずみの大レース2

サイコロを転がして、自分の色のねずみ(4匹か5匹)から1匹だけ選び進めます。


サイコロの目には、ねこの顔が書かれた目がふたつあり、この目が出たらたいへん、ねこのコマを進めなければいけません。


ねこはねずみのうしろから迫ってきます。もしねこに追いつかれたらそのねずみは食べられてしまうので、逃げてください!

確率的にすべてのねずみがゴールにたどり着くのはまず不可能。
なので、コースの四隅にはねずみの部屋があって、そこに入るとチーズがもらえます。

四隅のチーズはスタートに近いほどちいさく、ゴールに近づくほど大きくなります。
チーズの部屋に入るとそのねずみの役目は終わりになるので、近くのチーズを狙うか、危険をおかしてもっと大きいチーズにチャレンジするか、運命の分かれ目です。

ねずみが食べられるかチーズの部屋に入って、ボード上にねずみがいなくなったらゲーム終了。
みんなでとったチーズの量を比べて、一番多くチーズを取ったひとが勝ちです。
先にゴールしたら勝ちになるすごろくと大きく違う点です。

また、コマが木製なのでふつうのすごろくより値段はしますが、その分、ねこが迫ってくる、追いつかれる、という臨場感を味わうことができます。

わがやの「ねことねずみの大レース」

わがやでは長女が幼稚園時代に購入しました。
なので、版権がペガサス社に移行する前のセレクタ社版(ペガサス社になっても遊び方は一緒。ねことねずみのコマのデザインがちょっとだけ変更になっています)。

ねことねずみの大レース3

とある正月に、実家にアナログゲームを持っていって、長女が妹夫婦と「ねことねずみの大レース」で遊んで盛り上がっていたのを思い出します。
ねずみがねこに食べられちゃうと、そこまで進めた分はいわゆる「振り損」になってしまいます。長女はそれがくやしかったらしく、何度も「もう一回!」と言ってました。    

その光景を見たときに、さすがドイツ年間子どもゲーム大賞、日本ボードゲーム大賞を受賞しただけのことはあるなー、と肌で感じました。

ボクがこのゲームのすばらしいと思うところは、戦略と運のバランス。

サイコロを振ったあと、「どのねずみを動かすのか」「近くのちいさいチーズか、遠くの大きいチーズをねらうか」という状況判断が求められます。

でも、サイコロ運の要素も大きく、あんまり考えないで突っ走るタイプの子どもでも意外に勝ったりします(逆に考えに考えてコマをチマチマ動かしたおとなが負けることもある)。

運だけだとある程度大きくなったら物足りなくなるし、戦略重視だと年齢差でハンデが生まれやすい。
「ねことねずみの大レース」はそのさじ加減が絶妙だと思います。

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