デコア社はスイスの木製玩具メーカー。
その中でも「デコアのはめ絵」は、50年以上前から作られているおもちゃ。
その美しさは知っていたのですが、働いていたお店では高価なこともあって、
店頭用では仕入れず取り寄せの対応にしていました。
そんなとき、他のお店で実物を売っているのを発見。
思わず買ってしまいました。
デコア社のはめ絵って、こんなおもちゃ
デコア社のはめ絵 メーカー:デコア社(スイス) 内容物:はめ絵(大)ブロック14ピース、はめ絵(小)6ピース 1ブロックの大きさ:5.2×7×3.3cm 対象年齢:1歳〜
それぞれのブロックは、型の部分と、モチーフの部分に分かれます。
モチーフはひとや乗りもの、動物など。木や家のシルエットもありますね。
一見パズルのようにも見えますが、ブロックの厚さは3cm以上もあるので、積木に近い形です。
モチーフを取り出して、型にもどすパズルのような遊びはもちろん、
モチーフを何かに見立てて、ごっご遊びもできます。
シンプルで美しい、主張しすぎないモチーフは、子どもの想像力を膨らませてくれると思います
このはめ絵、ひとつひとつ手作りされてます。
職人さんの手によって型をくり抜かれ着色され、仕上げもされてます。
手に取るとそれがよく分かります。
それぞれの型には、1箇所だけ色が周りとちがう部分があります。
なんでか分かりますか?
職人さんが電動糸ノコを使ってモチーフを切り抜いているので、
はじめに切るときに、切れ込みが入るんです
(子どもがはさみで何かを切り抜くときに、どっか切れ込みが必要なのと同じです)。
その切れ込みがすき間になって残るので、仕上げの段階で別の薄い木材で埋めているのです。
よーく見るとその跡がわかります。
そこまで手が込んでいるんです。
色もきれいだし、面取りもきれいにされているし。
だから、この値段も納得です。
美しさは細部に宿る、まさにそのことを教えてくれるおもちゃだと思います。
子どもはそんなうんちく気にせず遊ぶと思いますが、自然と感じるものはあると信じています。
わがやの、デコア社のはめ絵
購入したのは、次男が幼稚園に入った頃だったので、はっきりいって子どもが遊ぶにしては遅かったと思います。
でも、そのデザインにひかれ購入。
デコア社のおもちゃをひとつも持ってなかった、というのもありました。
わがやでは、型をはめて遊ぶことが多かったです。
左右対称のように見えてそうじゃないので、向きをしっかり考えないと入りません。
見た目より苦戦してました。
いまは箱に入った状態ですが、たまに出すとそのデザインにうっとりします。
落ち着いたらお部屋のどっかに飾ろっと。
もし孫ができたら譲ろうかな、とも思います。
このデコアのはめ絵を紹介する文章を書いていると、ボクは美しさを重視してパズルを選んでいるような気がします。
ジョージラックのノアの方舟も、その芸術性にひかれて購入しています。
カタミノは単純にパズルゲームの楽しさを体験するために買いましたね。
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